ECR (ヨーロッパ / 欧州放射線学会)に初めて参加される方へ
最終改訂: 2011/1/22
この文書は、発表を認められて、ECR (European Congress of Radiology) に初めて参加される方への助言です。ECR は、RSNA (北米放射線学会)に比較して参加者が少なく、情報も少ないので、私は、かなり苦労しました。RSNA や日本の放射線学会との比較もしていますので、RSNA マニュアル もあわせて、お読みいただければ幸いです。飛行機の乗り方、旅行時の注意などは、RSNA マニュアル のほうに書いてあります。ウイーンの街の過ごし方については、” ウイーンの街 ”をご覧ください。
私は、2005 年に、” Adenoid cystic carcinoma の重粒子線治療後の MRI 画像の変化”(口演)と” Autopsy Imaging における肺の CT と MRI 画像の比較”(ポスター)の発表をしました。2006 年は、"MRI と CT 画像の fusion による、skull base 浸潤の診断”(口演)でした。2007 年は、”頭頚部の悪性黒色腫の放射線治療後の拡散強調画像の変化” 2010年は、”skull baseへの腫瘍の浸潤経路”です(電子ポスター)。
3回ともなると、結構いろんなことがわかってきます。
注意:写真・文章は私のオリジナルです。無断引用は禁止します。リンクは自由に行って結構です。
目次
ヨーロッパを中心とした放射線科医・放射線技師のための学会です。学術集会では、主に画像診断(MRI,CT,超音波、IVR, Isotope)を中心とした研究の発表、議論が行われます。毎年 3 月、オーストリアのウイーンで開催されています。市の中心部から行くと、ドナウ川の鉄橋を地下鉄で渡り、IAEA などの国際機関の建物が並ぶ Uno city(国連都市)の一角のオーストリア センターで開催されています。地下鉄 U1 のカイザーミューレン・ヴイエナインターナショナル駅から 3,4 分ほどのところに会場があります。
ECR(ESR) は、1967 年に創立されました。当初は、 European X-ray Congress という名称だったようです。一番最初は Barcelona で開催され、開催地が移動していました。また、当初は 1 年おきに開催されていました。その後の方針変更で、開催場所は、なるべくウイーンから動かさないとしています。会場の準備が簡単だからだそうです。現在、学術集会は毎年、ウイーンで開催されています。
放射線医療の国際学会としては、RSNA (北米放射線学会)に次ぎますが、私の印象では、日本放射線学会よりちょっと小さいくらいの規模(参加者)ではないでしょうか。ヨーロッパ全体でこんなに小さいのかなあ、という印象です。採択を絞っているからかもしれません。
第一印象だけで間違っているかもしれませんが、日本やアメリカと違って、女性が多いのが目立ちます。ヨーロッパでは、放射線科医は女医さんに人気の職業だそうです。テレラジオロジーに関するシンポジウムで、今後、テレラジオロジーが普及してくると、さらに人気が出てくるのではないか、という発言がありました。
開催中のウイーンは静かです。アメリカのシカゴで開催される RSNA は、市をあげて、学会を支援しています。学会参加者を運搬するために、大量の RSNA 会場送迎専用バスが市内を走り回っています。RSNA 開催の旗が市内に飾られています。言葉は悪いかもしれませんが、RSNA は、シカゴ市にとっては膨大な収入源なのです。ECR では、バスで運ぶほどの参加者数ではないし、市内と近いので、地下鉄のほうがはるかに便利だという面があります。3 月は観光に適切な時期ではありませんから、この時期のゲストは、ウイーン市にとっては歓迎すべきことのように思うのですが、そうは考えてはいないみたいです。もう一つの要素は、RSNA の会場であるマコーミックプレース周辺は物騒な地域であり、歩いてはいけないという事情もあると思われます。ウイーンでは、バスで送迎する必要が全くありません。地下鉄が非常に便利です。東京のように、地下鉄、路上電車、バスが網の目のように発達しています。
地下鉄 U1 のカイザーミューレン・ヴイエナインターナショナル駅は、出口が前のほうと後ろのほうの2つあります。 降りるのは、ウイーン市内側です。進行方向(ウイーン市内から見て)後側です。2005 年に初めて参加した時は、私は、うっかり前側で降りてしまい、30 分くらいあたりをさまよってしまいました。初日が発表日だったのですが、間に合わないかと思ったほどです。降りる駅が違ったのかもしれないとすら思いました。学会のホームページは不親切です。まともな地図がありません。ヨーロッパの人にとってはわざわざ地図を出すような施設ではないのかもしれません。

駅から見た会場方向の風景。

上記は会場の写真です。右側が学会会場、左の小さな建物と右の会場の一部が機器の展示場です。会場は、地上 3 階、地下 1 階です。上から見ると多角形の建物で、外からながめると小さく見えますが、実際に入ってみると中は広いです。会場では、おおぜいの黒服の男性が、バッジ(入場証)を厳密にチェックしています。忘れないように注意しましょう。バッジのチェックは RSNA よりもうるさい印象です。

会場を上から見るとこんな形です。
機器展示場のほうは広さは確保されており、メーカー数もかなりのものなのですが、メーカーが大きな新製品の発表を RSNA で行う方針にしているそうなので(某メーカーの部長曰く)、CT, MRI などの新製品にお目にかかることは少ないようです。

会場の入り口付近

日本のメーカもかなり参加していいます。かなり人通りのある機器展示会場。
私は ECR の会員なので、演題募集のメールが来ました。8 月頃だったと思います。 2004 年は、9 月 18 日が演題申し込みの締め切りでした。演題採択のお知らせは、11 月 24 日でした。 RSNA とタイミングがうまくずれています。開催者は、RSNA を相当意識しているものと思います。なお、ECR の会費はかなり安い(年間 1 万円ほど)ので、是非会員になることをおすすめします。会員になると、ポスター発表を自宅で見ることができます(以前、全部見ることができたことがあったのですが、最近はごく一部のみになってしまいました)。
採択率は例年 40 %ほどのようです。日本からの応募がかなり多く、上から 4 番目です。2005 年の採択数は以下のような結果でした。昨年はもっと厳しかったという噂も聞いています。
ドイツ 応募数 593 採択数 351
イタリー 応募数 719 採択数 326
スペイン 応募数 334 採択数 147
日本 応募数 334 採択数 137
韓国 応募数 223 採択数 116
イギリス 応募数 238 採択数 116
ギリシア 応募数 190 採択数 107
アメリカ 応募数 96 採択数 77
オーストリア 応募数 114 採択数 66
フランス 応募数 110 採択数 57
2006 年の採択数は次の通りです。(2005 年と違って、応募者数が公表されていません。かなり増加したそうです。もしかすると、増加した分の多くは日本人かも・・。)
ドイツ オリジナル 219 トータル 256
イタリー オリジナル 113 トータル 210
日本 オリジナル 101 トータル 143 (口頭発表は 21 件)
イギリス オリジナル 79 トータル 136
スペイン オリジナル 44 トータル 114
韓国 オリジナル 67 トータル 97
アメリカ オリジナル 49 トータル 70
フランス オリジナル 47 トータル 65
オーストリア オリジナル 57 トータル 64
ギリシャ オリジナル 37 トータル 57
2005 年の会場では日本人をあまり見かけませんでした。ポスター発表では、本人が直接参加しなくても良くなったことが大きいと思います。日本人の口演発表は 19 演題しかありませんでしたので、実際にウイーンの会場まで来ることが必須だった方は 19 人にすぎないということになります。これでは、日本人に会わないのは無理ないです。口演に限ると、日本人の採択数は 12 番目に落ちてしまいます。2006 年も 21 人しか口頭発表がありませんので、やはり少ないとしかいいようがありません。
なんで日本人がヨーロッパで発表するんだ、という印象を持たれる人も少なくないかもしれません。しかし、診断関係の国際学会は、RSNA (北米放射線学会) ,ECR (ヨーロッパ放射線学会)くらいしかないのです。日本放射線学会も英語での発表を標準にすれば、アジアを中心とした国際学会になりうるとは思うのですが、RSNA の二番煎じみたいなものを作ってもしょうがないのではないかという気もします。それに今の放射線学会を英語オンリーの国際学会にしてしまうと、日本人を対象にした日本語の学会をもう一つ作らなくてはならなくならないでしょう。それはいくらなんでも不可能でしょう。英語の学会しかなく、日本人同士で、英語で会話する・・・のは、あまりにコミカルです。
ちなみに、最近の各学会の発表演題数はおおむね下記のとおりでした。
RSNA (2005 年): 口演 2083 + 展示 1356 合計約 3400,(日本人の発表は、353 題)
ECR (2006 年): 口演 1500 + 展示 1100 合計約 2600,(日本人の発表は、143 題)
日本放射線学会(2006 年): 口演 300 + 展示 500 合計約 800
採択率は RSNA が 25 % ほど、ECR が 35 % (2006 年)ほどで、現時点では ECR の窓口がやや広いようです。しかし、最近、ECR の人気があがってきており(2006 年は応募数が前年より 12 % も増加したそうです。)今後どうなるかわかりません。2005 年の RSNA について実数はよくわかりませんが、採択率が減少しています。RSNA では、コンピュータ展示をするために、紙のポスター発表の場所を減らしてしまったのです。そこまでしたのに、RSNA の電子発表はあまりうまくいっていないように感じます。RSNA 2005 の会場でお会いした日本人の間では、相当問題があるという意見が多かったと思います。そもそも、RSNA でのコンピュータ発表にはあまり必然性が感じられません。紙のポスターのほうがはるかに見やすいです。ECR では、学会側では、パソコンを適当に並べておくから、自分で演題を検索して見てね! というやり方なのですが、パソコンの数には限界があるので、会場でポスターすべてを見るのは不可能に近いです。その替わり、ポスター発表は、自宅でも見えるようにしているのが ECR です。ECR は、インターネット活用型で、発表や閲覧のために会場まで来る必要が少ない形と言えます。テロが横行している昨今では、悪くない方針だと思います。RSNA は、会場まで来てもらうことで、シカゴ市を活性化している面があるので、このような方針はとらないものと推測されます。RSNA と ECR を並べてみると、違いがわかって、おもしろいです。
つまらないことですが、RSNA では、Coat check (外套をあずけること)は無料です。ECR では、昨年までは有料(確か、1 ユーロ)でしたが、今年は無料でした。今後とも、無料になる可能性があります。
日本放射線学会は、RSNA や ECR に比べて、演題数が少ないのですが、同時開催の放射線技術学会を含めたほうがいいのかもしれません。そうするともう少し数が増えると思います。機器展示は、RSNA がダントツに多いと思います。日本放射線学会も機器展示に関しては結構頑張っています。ECR は、機器展示に関してはあまり積極的ではないみたいです。メーカーに聞いても、RSNA を新機種の発表の場にしているという答えが返ってきます。
ポスター発表は、EPOS という電子プログラムで行われます。開催日より投稿の締め切りが 1 ヶ月近く早いので、注意が必要です。採択が決まり、発表するかどうかの確認のメールがきます。そこで、発表するという確約をします。すると、まもなく、”早く投稿してください”という催促のメールが来ます。これが締め切りまで、2 週間おきくらいに来るのです。来ても、あせるだけで、準備は全然進行しないのです。締め切りの 4 日前に催促が来て、それが最終でした。締め切り延長があるのではないかと期待していましたが、そういうことは結局ありませんでした。締め切り直前の 1 週間は、平均睡眠時間が 2 時間くらいしか取れませんでした。締め切りのぎりぎりで投稿したため、EPOS の受け付けシステムが異様に重く、投稿をあきらめかけたほどでした。締め切り間際まで延ばしては駄目だと、わかってはいても、もう一度データを見直したり、あれこれ作りなおしていると、どうしたって、ぎりぎりになってしまいます。
**EPOSに関する注意(2010年覚え書き)
・2010年の私の発表は、Educational Posterでした。
・すべての詳細ではないですが、困ったこと、気がついたことを書いておきます。
・内容がばらばらの並びですいませんが、問題点が記憶にあるうちに書いておきます。
・私は、EPOSを使うのは5年ぶりですが、前に問題だと思ったことを、完璧に忘れていました。反省しています。次回につなげたいと思います。
1) ぎりぎりになって、登録の締め切りが3日間延長されました。1月 29日から 2月 1日へ。
・後からわかったのですが、それだったら、もっと手直しすれば良かった・・・。
・ただし、これは、ポスター応募が少なかった2010年固有のことかもしれませんので、やはり正式の締め切りに間に合わせることをおすすめします。
・なお、締切時間は、日本と9 時間ほどずれていることに注意が必要です。昼の12 時なのか、夜の24 時なのかの注意も必要です。
2) educational posterの一人あたりの割り当て量は、トータルで20MBです。
3) 画像の推奨サイズは、1024X768。フォーマットは、jpeg, png, gif です。他のフォーマットでも可能みたいですが、最終的にjpgに変換されます。
4) ビデオの最大容量は、10MB. FLASHのフォーマットに変換されます。
5) 非常に重要なことですが、PowerPointファイルの登録は可能みたいですが、サムネイルが使えないので、ECRはそのままではまずいとしています。
・PowerPointそのままではなく、一画面ごとにJPEG画像にユーザーが変換してからuploadすることをECRでは推奨しています。
・私は詳細を知らないのですが、PowerPointには、JPEGに変換してsaveする機能があるそうです。
・PowerPointに埋め込まれた動画や音声は不可。uploadされません。別個にファイルを作り、後からリンクすることになるのではないでしょうか。
6) ひとつのファイルサイズの最大容量は、3MB.
7) 最大の問題の表です。
・オンラインで表の作成機能があるのですが、複雑な表は、JPEGにしてください、と注意があります。
・オンラインで登録時に表を作りたくなかったので、JPEG画像にしたのですが、これが大変な問題を引き起こすことになりました。
・ファイルのuploadの順番に連番がつくのですが(これは後から並べ替え可能)、表示順に連番がつくので、表もひとつの画像に扱われてしまいます。
・すなわち、図を順にきれいに並べたつもりが、画像として表が途中に入ると、連番とFig番号が、ずれてしまいます。
8) 図の連番は、自分の好きなようには振れません。ファイル一つに連番がつきます。7)の問題と同根です。
・たとえば、 Fig 2-a, 2-b, 2-cという図を作り、それぞれを別個のファイルにした場合、それを連番の#2に統一することはできません。
・従って、Fig 2-a, 2-b, 2-cの画像を一つにまとめた画像ファイルを作り、uploadする必要があります。ここまで注意して作っても、表が途中に入ると、ずれてしまいます。
・画像の中に、Fig番号をいれなければ問題は少ないような気もするのですが、captionには、Fig番号を書かないわけにはいかないので、難しい問題です。
・今、思いついたのですが、登録時にcaptionにFig番号を入れれば可能だなと思いました。でも、普通は原稿が完全にできあがってからuploadすることが多いのではないでしょうか。uploadする時に気がつくと、相当のストレスです。
・ひとつの解決方法は、テキストから、図表にリンクを張ることです。これだと、連番と図表番号にずれがあっても、違和感は少ないように思います。でも、最終原稿ができあがるのはたいていの人がぎりぎりでしょうから、登録時にこの問題に気がつくと面倒なことになります。ドキュメントの構成の作り直しが必要です。
9) MESHのキーワード登録をすることになっていますが、2010年は、MESHのリストが2004年版でした。事前にPUBMEDで最新版で探しておいたのですが、2004年版には該当するキーワードがありませんでした。
・要するに、登録時に探すのが良いと思います。オンラインで部分一致方式で検索できますが、文字列次第で、大量に表示されてしまうので、工夫が必要です。
・キーワードはむりやりにでも、3つ入力する必要があります。自由単語とMESHキーワードです。それぞれ3つずつ。
10) ファイル(図など)をuploadするごとに、著作権が自分にあることのチェックボタンをチェックする必要があります。
・ファイル数が多いと、後からチェックするのが面倒なので、注意しましょう。
11) ファイルのupload ごとに連番がつきます。これは前記した通り。
・Internetの特徴で、一斉に多数のファイルをuploadした場合、実際の登録は自分がupload指定した順番になるわけではありません。
・後から、並び(連番の数字)の変更は可能ですが、かなり大変なので、ゆっくりと一つずつ登録することをおすすめします。
・要するに、ひとつのファイルを登録して、著作権のボタンを押してから次のファイルをupload する。
12) ファイルの登録には上記したような問題があるので、かなり時間的余裕を見ておく必要があります。
・私の場合、並べ替えなどにかなり時間がかかりました。登録システムそのものは重くなく、RSNAなどより格段に軽いと思いましたが・・・
・ファイルの並べ替えや、Captionの書き直しなどをしていると、かなり時間を食います。余裕をもってやりましょう。
13) 最後になりましたが、事前にいくらでも登録しておけます。submissionボタンを押してしまうと、変更は不可能ですが、それまではいつでも変更可能です。
・早めに登録を始めて、presentationに問題がないかどうか、確認することをおすすめしたいです。
・PowerPointがそのまま登録できるRSNAや日本放射線学会とはかなり違いますので、注意してください。
・登録時には大変でも、見るときにわかりにくいPowerPoint表示よりも、ECRの方式のほうが見るときはわかりやすいです。
・やはり、PowerPointの表示は、講演などで説明をうけながら読むのが最適なのではないかと考えています。そういう意味では、ECR方式に納得できるのですが、いつもの学会のつもりで発表原稿を作っていると、面倒なことになります。
口頭発表を EPOS でも行いますか?という質問が ECR から来ます。私の現在の印象では、No! と言ったほうが良いのではないかと思います。EPOS の締め切りは、実際の発表の 1 ヶ月以上前なのです。EPOS で投稿した原稿の他に、PowerPoint のファイルも別に作らなくてはなりません。似たようなものだから良いのですが、当日原稿のみであれば、ぎりぎりまで、作成原稿をいじれるわけです。私の場合、EPOS の投稿原稿と当日原稿の内容が、かなり違うことになってしまいました。主旨とメインの画像は同じなのですが、当日原稿では、画像をかなり追加し、説明も詳しくしました。さすがに心配になって、問い合わせたところ、”多少違っても可”という返事でした。発表時に、クレームをつけられることはありませんでしたが、納得できないでいます。
発表原稿は、当日、USB メモリーなどから登録します。CDR でも良いようですが、USB が正解でしょう。なぜなら、パソコンを持っていれば、直前にでも簡単に直すことができるからです。発表のセッションの 2 時間以上前に登録することが求められています。登録の時に、” PDF にして配布してもいいですか?”と聞かれます。私は、"No" にしました。発表内容に自信はありますが、正式なペーパーではないことに違和感があります。
私は、口演とポスターの両方を EPOS 登録するという形にしたため、締め切りが同時に来てしまい、大変な思いをしました。締め切り前の 1 ヶ月間の土日はすべてつぶれましたし、病院に泊まり込むこともありました。結局、EPOS に載せた原稿はかなり不完全なものになってしまいました。それでも、初めて RSNA で発表した時よりはマシだったと思います。初めての RSNA の時は、病院に 4 日間泊まり込み、違う部署にある大型ポスター印刷機を借りて印刷し、徹夜のまま成田空港へいきました。
なお、口演発表の筆頭演者だけは、学会参加費が無料です。教育ポスターの発表者の参加費は有料です。しかも、かなり高い。2010 年は、850 ユーロでした。10 万円を超えます。ただし、前年の11 月 30日までの申し込めば割引があります。私は、最後まで行くか、行かないか迷ってしまい、結局、かなり高い料金を払うことになりました。ご注意ください。ちなみに、RSNA では、メンバーあるいは発表の筆頭演者は参加費が無料ですが、そこが大きな違いです。もっともRSNA は、年会費もかなり高いので、これで学会参加費まで取られたのではかないません。ECR は年会費は安いかわりに、メンバーでも口演発表を筆頭で行う人だけが参加費が無料です。2年くらい前に、corresponding 会員(通信会員)は年会費が無料になったので、しょうがないところかもしれません。
登録した発表原稿は、登録場所のすぐ横にパソコンが並べてあって確認できます。必ず確認しましょう。思わぬ問題を発見することがあります。


会場はオーストリアセンターですが、広くてきれいです。上記はその会場の写真です。以前は、写真撮影は一切禁止でしたが、2010 年の会場では写真撮影が問題なくなっていました。いつから変更になったのかわかりません。2011年時点で、撮影が不可なのは、RSNA と日本放射線学会ということになります。
発表の形式は RSNA 、日本の放射線学会とほとんど違いません。RSNA 、ECR、日本放射線学会ともに、司会者は2人です。ECR では、女性の司会者がかなり多いのが印象的でした。英語が通じます。日本人の英語でも、アメリカの学会に比べると通じやすいと思います。ドイツ人は、英語コンプレックスを持っていると言われており、確かにあまりうまくないようですが、それが幸いしているようです。
研究の limitation を質問される前から明らかにしてしまうところなどは、日本の発表ではあまり聞けない形だと思います。画像の評価を、誰がどう行ったかの質問(研究者以外のベテランの画像診断医が 2 人以上で、consesus の元で評価した・・・・あるいは、独立に評価した・・・)が司会者から、演者にさかんに質問がでていました。もしかしたら、私の参加したセッションの司会者のポリシーだったのかもしれませんが、今後は、研究者が画像を自分で評価した、というような発表は認められにくくなっていくのだろうと思いました。もっとも、私自身は、自分以外の放射線科医の評価にどれほどの意義があるのか、疑問に思っています。画像の完全な客観的評価なんてありえないでしょう。
ECR に限らないことだと思いますが、ポスターとの違いは、発表時間に制限があることです。ECR からは、”口頭発表は simple にしてください。”と強調するメールが来ます。他人事ではないです。テーマが 2 つ以上になってしまう発表があります。一つのテーマが批判されても、別のテーマが残っているので、発表の意義は残せるという意図で、私も無意識によく行ってしまいます。聞いている方には、意図のぼけた印象を与えてしまうのだと思います。批判をおそれずに、テーマは一つに絞って出したいものだと思います。日本の文章作成マニュアルでは、”起承転結”を基本とするものが多いですが、学会に限らず、外国では通用しません。“転”抜きの ”起承結”が基本ですので、注意したいものです。
口頭発表では、スライドを逆送りしなければならないことがあります。質問の時に、戻って、スライドを表示させる必要があることもあります。こういう時のために、一番最後に” Thank you for your attention." とだけ書いたスライドを入れておきます。ECR では、常識になっていました。こうしておくと、簡単に戻れるからです。完全に終了してしまうと、再度、表示するのに時間がかかってしまいます。これは、日本でも真似すべきだと思いました。
■ 2006 年版の ECR 口演発表ガイドライン (ECR 事務局作成) の要約
このガイドラインは、ECR だけではなく、他の学会でも使えそうです。おかしいと思ったら、原文にもあたってください。
2006 年からだと思うのですが、外から、事前に口演発表の原稿登録ができるようになりました。自宅で登録がうまくいっているかどうか試すことができます。昨年度は、データ紛失が怖くて、パソコン本体、USB memory 2 本に、インターネットディスクまで使って、データ紛失に備えましたが、日本で登録してしまえば、怖いものは何もありません。登録するためのパスワードが、事務局から送られてきています。早速 upload してみました。案の定というか、 ファイル名・ディレクトリー名に日本語が入っていると、upload ができません。 これは仕方ないです。英語名のディレクトリーの下にコピーしてからアップロードしましょう。それから、実際に登録して思ったのですが、動画ファイルでサイズが大きい場合は、かなり待たされます(私の自宅は 100 Mbps の光ファイバーです)。しかし、codec (動画を表示するための機能)が合致しているかどうかもチェックしてくれるので、やはり頑張って事前登録システムを使ったほうが良いのではないかと思います。事務局からの注意として、外から登録したとしても、登録会場に設けられている Preview system でもう一度確認せよと記載がありました。登録場所の Preview system では、動画もアニメーションも見ることができるからだと思います。ちなみに、RSNA は、動画も自宅で確認できます。Preview system が置いてある場所は、登録システム受付のさらに奥です。意外なトラブルがあるので、絶対に学会会場で確かめることをおすすめします。私は、2006 年は動画を使いましたが、日本からアップロードして、何のトラブルもありませんでした。発表の 2 時間前までなら、何度でも直せます。実際、私は、毎日のようにアップデートしました。いやがられません。そのたびに、publish するか、と聞かれるのが面倒というだけでした。
【口演発表ガイドライン 2006】
1)データは、CDROM, DVD, ZIP, USB に入れること。CDROM,DVD は、ISO9660 形式であること。
2) PowerPoint は、Windows 版の 97, 2000, 2003, XP 版で作られていること。Mac で作った場合は、事前に試してみること。
3) suffix は、ppt または pps であること。(これは自分でいじるものではないので、そうなっていないとしたら、作り方が間違っています。)
4)動画は、CDROM に別に入れること。(注:単にサイズが大きいから CDROM に入れてくれと言っているだけで、USB に動画ファイルが入ってしまうのであれば、USB だけで問題ありません。)埋め込み動画の場合は、mpeg1, mpeg2, vmx, divx 形式であること。(注:よくわからないのですが、CDROM に入れる動画も埋め込み動画と同じフォーマットでないと駄目なのではないかと思います。(神立注:気になるのが動画ファイルの容量ですが、 事務局に問い合わせたところトータルで 500MB でもオーケーとのことでした。 制限はないとのことでしたが、500MB は越えないほうが良さそうです。もし、合計で 500 MB を越えるようであれば、事務局に連絡してくださいという返事のメールが来ました。)
5)画像は、jpeg, bmp, gif のフォーマットであること。
6)すべてのファイルは一つのフォルダーに入れること。(これは非常に大事なことです。)
7) presentation ファイルに含まれていない動画などは、数字をつけて並べること。早い順番ほど数字が小さい。
1.mpeg, 2.mpeg, 3mpeg ・・・・
8) 発表が始まる前に、司会者に挨拶してください。このときに、自分の名前の読み方を司会者に説明してください。司会者は演者の英語の能力を判断し、演者が聴衆からの質問がわからない場合に、司会者がどう対応するか決めます。
9)司会者には従うこと。特に発表時間について。発表者の目の前のデジタル時計は残り時間が 60 秒を切ると点滅し出す。司会者は、発表許可時間を過ぎた場合、発表を中止させることがある。
10) 画面のポインターとしてはマウスを使うこと。 こうすることで、振り返ったり、マイクから口が離れたりするのを防ぐことができる。(神立注: 2005 年の ECR では、マイクは首からぶら下げる方式でした。ですから、スクリーンを振り返っても、口がマイクから離れることはなかったのですが・・・。一応、レーザーポインターも用意はしてあるみたいですが、あてにしないほうがいいかもしれません。いずれにしても、手前のパソコンの画面をにらんだまま、話をするのが原則と考えたほうが良いでしょう。実際には、大部分の人がスクリーンを振り返って話しをしています。)
11)発表時間は 7 分、討論は 2 分である。
12)時間以内に話せるように何回も書き直し、それを実行せよ。(他の人を批判する資格は私にはありませんが、医学に限らず、日本人の発表は準備不足のことが多い、と言われているそうです。何回も自分で発音して、簡単な穴はふさいだり、答えを用意しておくのが良さそうです。)
13) 1 分間に、2 枚を越えるスライドは不可。(神立注:すなわち全部で 14 枚以下ということになる。最初のタイトルと終わりの thank you を含めて 16 枚。個人的には 1 分 3 枚までぎりぎり大丈夫だと思いますが、全部 1 分 3 枚ずつ、というのは無理でしょう。1 枚 1 分近くかかるスライドもあるでしょうし、おおむね 12 枚くらいではないでしょうか。パワーポイントのリハーサル機能を使って計測しましょう。何回も発音すると英語もよりなめらかになるし・・・。ただし、他のところでも書きましたが、”リハーサル通りに保存する”としてはいけません。大変なことになります。)
14)スライドの文章は、7 行以下、1 行は、7 単語以下であること。(こんなの守れませんよね。できるだけ、ということで・・・)
15) 文字の色は、白、黄色、明るいオレンジ、明るい緑、明るい青であること。バックは、暗い青、もしくは黒であること。全人口の 20 %は、赤の文字が見えないことに留意せよ。(神立注: 色覚障害は、黄色人種の男性で 5 %, 白人の男性で 8 % とされているようです。欧米では日本人より多いことに注意しなくてはなりません。)
16)放射線画像は、 ポイントの部分を拡大するか、矢印をつけること 。(これは、皆さん守っています。)
17) PowerPoint のアニメーション機能を多用しないこと。(高原先生の PowerPoint 疑問氷解に記載がありますが、”どうしても必要な部分だけアニメーションにする” 、という姿勢が正しいと思います。多用したスライドを見るのは本当に疲れます。私は、アニメーション使っているのは、1 枚のスライドだけです。)
18)患者の名前を出さないこと。これは患者に対する暴力である。
19)商品の宣伝は不可。
以上。
2005 年の Guideline が見つかったので読んでみましたが、かなり違っています。司会者に名前を言うことは書いてありません。配色も 2006 年の新規項目です。昨年の発表で問題になったのでしょう。英語の能力の項目は、日本人だけが対象ではないと思います。イタリア人のすさまじい英語を聞きましたので・・・。また、色づかいなどは、日本の学会や研究会でも統一してくれるとありがたいです。発表者ごとに、色使いが極端に違うので、脳が混乱してしまいます。昔は、ブルースライドで統一されていたわけですが、パソコンで自由自在にカラー画像が作れるようになったことで、やりすぎている面もあると思います。
【実際に参加してみると・・・】
今日は、2006 年の 3 月 6 日です。まだウイーンにいます。実際に参加して口演発表をいろいろ聞いて考えたことを書いておきます。
まず、第一、口演発表ガイドラインはほとんど全く守られていない印象です。文字数、行数、あふれんばかり。20 行なんてのもありました。アニメーションもめちゃくちゃ多用。赤色もふんだんに使われています。バックは暗い色で文字を明るくしなさいと書かれているのに、全然違う。要するに、ガイドラインがほとんど守られていない。しかし、それで困るかというと、ほとんどの人が困っている様子ではないのです。それじゃあ、なんのためのガイドラインかということになるのですが、全く不明です。守らせたいのであれば、もっと厳しく運用しなければ駄目だということでしょう。あるいは単なる目安なのか・・・。私自身は、行数以外は、ガイドラインを守りました。証人もいます。私のすぐ後に、秋田大学の先生が発表したからです。
発表の時は、まず、発表させていただいてありがとう、聴いていただいてありがとう、という発言から始めます。こんなことを言わなければならないとは思ってもみなかったので、全く用意しておりませんでした。口の中でごにょごにょ言ってごまかさざるをえませんでした。だいたい次のような発言でした。” Ladies and gentlemen, thanks for your hearing." 、 "Ladies and gentlemen, thanks for the chance of presentaion". 別にどんな表現だって良いでしょう。要は、発表させていただいたこと、聴いていただくことに感謝するという言葉で始めるのです。RSNA でもそうだったかどうか忘れました。言わなくても別にかまわないのでしょうが、ECR の私の参加したセッションでは全員そうだったので、私も何か言わないとまずいと思いました。
日本人の発表をなん人か聞きました。おおむね、ヨーロッパ人の発表よりも頭抜けています。私の発表は例外かもしれませんが、高級すぎて質問がほとんどきません。ヨーロッパの人たちが考えたこともやったこともないことを発表しているのですから、質問すらできないようです。だいたい、つっこまれそうな穴はふさいであるし・・・。
日本人の英語はだいぶ良くなりました。(私のは除く)。しかし、発表時間に対する配慮が足りず、時間オーバーしてしまうケースが見られたのは残念でした。私が聞いた発表では、実例が多すぎてオーバーしてしまったようでした。研究に用いた画像の一部を実例として表示しますが、私が考えるところでは、実例は 3 例から 4 例くらいが適当ではないでしょうか。論文の書き方の本を見ると、”実例は 3 例が適当”と書かれています。5 例も見せられると、非常にわかりにくいし、時間も足りません。しかし、ヨーロッパの人たちの発表でも、5 例以上を実例として出している発表も時々、見られました。ヨーロッパ人にとっても、”実例は 3 例”というのは、常識ではないのかもしれません。中には、画像診断についての発表なのに、実例の画像なし(文字・文章のみ)、というすごい発表もああったので、世の中いろいろなのかな、という気もしています。
私の発表の時の司会者は、イタリア人とギリシャ人でした。挨拶して、” My English is not well. " と言ったのですが、その返事が、”自分の英語もたいしたことない。君の英語なら、No problem だ。”というものだったので唖然としました。確かに、司会者の英語は、ゆっくりと発音されて、わかりやすかったので、非常に助かりました。しかし、質問に対して、変な回答をしてしまったのですが、それについては内緒ということで。
非常に好評だったのが、ヨーロッパ対アメリカのクイズ合戦でした。非常に面白かった。下記の写真は、アメリカグループの 4 人です。女性 (A.C.Roberts さん)が一人いますが、非常に優秀で、かなりの正解率でした。カリフォルニア大学の教授(心臓血管部門)みたいですが、判然としません。単純写真でほとんど診断をつけてしまうのには、大変驚きました。私は、最近、単純写真はすっとぱしてしまうので、反省しなければなりません。なお、このクイズの結果は、eECR で見ることができます。

このようなキーボックスが聴衆にも配られ、自分の考えを投票することができます。

アメリカチーム。詳しくは忘れましたが、教授クラスみたいです。
初日の昼のセッションの始まる前に、ウイーン少年合唱団による演奏があります。また、初日の夜は、ウイーン放送交響楽団によるコンサートがあります。A会場と書いてありますが、演奏者だけで、結構いっぱいになってしまうような気がするのですが、大丈夫なのでしょうか。(後記:大編成ではなかったので大丈夫でした。)もっとも、実際に演奏される曲目を見ると、そんなことはないのかもしれません。Elgar, Kreisler, Bruch ・・・・。あまり人が来ないように選曲したとしか思えないような・・・。それでも、生演奏の音の良さは味わえます。

2006 年のオープニングコンサート
今年(2006 年)は、参加者に無料の Radio 視聴装置を配るみたいです(ラジオを配っていたのでしょうか。受け取りそこねたので、詳細がわかりません。)。学会情報、自分の関心のあるセッションのお知らせといったものを流してくれるみたいです。
Image Interpreter session は、新しいやりかたとして、北米チームとヨーロッパチームが、tricky な画像について、議論をするとしています。参加者も、EPOS を通じて、自分の診断を送れます。診断が当たれば、それは公表されます。
1 回目 3 月 5 日 14:00 Room A, 2 回目 3 月 7 日 12:v30 Room A
今年(2006 年)の Topics(State-of-the-art など) は、次のとおりです。(あまりに多いので私が注目したものだけです)
■ 組織低酸素状態の画像化 ( 3 月 3 日 16:00 Room B)
癌の組織の低酸素状態は、放射線治療の効果に影響します。したがって診断が非常に大事です。放医研でも重要な研究テーマのひとつになっています。低酸素状態は、化学療法に対する抵抗力の原因のひとつにもなっているみたいです。BOLD(MRI) もしくは PET を使う方法なので、方法的には新規というわけではないのですが、実際にやってみたことはないので、どこまで描出されるのか興味はあります。私にとっては最大の目玉になりそうです。
(実際に参加してみると、がらがらでした。最先端すぎたのでしょうか。絵は非常にきれいで、毛細管に近いレベルの血管が描出されていて、非常にきれいでした。私もやってみたいのですが、簡単なのでしょうか?)
■ MRIによる炎症状態の細胞特異性の検出? でしょうか? イメージつかめません。リウマチ、腎炎、中枢神経などが対象になるみたいです。これは意外と面白いかも・・・。( 3 月 4 日 8:30 Room B )
■ 新しい腫瘍除去の方法(温熱、超音波、RFなど)
■ 心筋の画像化 ( 3 月 3 日 8: 30 Room C)
どこまでできるのか、壊死などを検出する方法が見つかったのかなどが興味のあるところです。
■ PET/CT による悪性腫瘍の管理 ( 3 月 3 日 16: 00 Room C)
私のところでは、拡散強調画像での管理にうつりつつあります。”組織の低酸素状態の検査”と
かち合っているのが残念です。やっぱり、組織の低酸素の検査のほうに出ることにします。
■ 足やかかとの腱や靱帯の描出
■ 肺の結節を見た時どうするのか? 無視かフォローか精査か?
■ リウマチ関連の疾患の画像化、治療効果の点数評価
■ CT,MR urography( 3 月 6 日 8: 30 Room E1)
■ 心臓冠動脈の画像化
ありがちなテーマです。しかし、当分の間、追求されるべきテーマであることは間違いありません。
■ Virtual Autopsy( 3 月 7 日 8:30 Room E1)
人工心肺装置を使って、無理矢理造影する方法もあることを知りました。うまくいくんでしょうか? 正直相当驚きました。2006 年 1 月の Autopsy Imaging 学会では、心臓マッサージしながら、造影したという発表があって、聴衆一同驚いたのですが、さらに上をいってます。
(造影検査は、スイスからの発表でしたが、動物実験までやっています。造影剤は、リピオドールなどの油を用いています。静脈血栓がわかるという発表でした。人体への応用あり)
■ 温熱療法
一度はあきらめられていた温熱療法ですが、最近、復活しつつあるという話を聞きます。ヨーロッパではかなり期待されているみたいです。
■ 治療効果を画像化する ( 3 月 5 日 8: 30 Room E2)
これも、私の病院のテーマの一つです。拡散強調画像がどうかというところに非常に興味があります。ちなみに、プログラムを” diffusion”で検索したら、85 件ひっかかりました。内容までは見てませんが、ものすごい数だと思います。日本が先端をいっている分野なので、頑張りたいです。
他に refresher course など、大量にあります。CAD は低調みたいです。CAD には期待しないでもないですが、まだまだ実用化までは相当の時間がかかりそうです。私自身、小児科医時代に、テキスト型のエキスパートシステム開発を行っていたので、この種のシステムの難しさは理解しているつもりです。